「出るとこ集中10日間! TOEICテスト読解編」の感想・レビュー ②

「出るとこ集中10日間! TOEICテスト読解編」の感想・レビュー ②

新たにTOEICの参考書を日本から取り寄せました。

タイトルは「出るとこ集中10日間! TOEICテスト読解編」です。

実際に使ってみた感想・レビューを残しておきたいと思います。

 

「出るとこ集中10日間! TOEICテスト読解編」の感想・レビュー ①

「出るとこ集中10日間! TOEICテスト読解編」の感想・レビュー ② (この記事)

「出るとこ集中10日間! TOEICテスト読解編」の感想・レビュー ③

「出るとこ集中10日間! TOEICテスト読解編」の使い方

では最初に「出るとこ集中10日間! TOEICテスト読解編」の使い方についておさらいしておきましょう。

問題集ではなく、演習を伴った解答テクニック集のような位置付けですので使い方は以下のようになるかと思います。

 

1. 実際に問題を解く

2. 問題傾向・解答テクニックを理解

3. 復習

 

10日間で完走する参考書ですが、基本的にはこのステップで1日分が終わります。

一見短いようなステップですが、そこそこの文章量・問題量があるため、3分〜10分くらいのすき間時間で勉強するというのは難しいかもしれないですね。

 

あ、でも「丸々1日分を学習するならば」の話ですけどね。

エレベーターを待っている1分間でさらっと目を通して復習するとかは大いにありだと思います。

 

ただ、ちょっと中途半端になってしまうかも。

もともとTOEIC600点を狙う人を対象に作られた本書ですので、中途半端に学習するのではなく集中的に1日分のステップを踏む方が賢いと思います。

 

念のため載せておきますと、本書内では以下のような使い方が述べられています。

例題 → 例題の解説と深堀り → 確認問題

 

シンプルな構成ですので、「5分くらいで1日分をこなせそう!!」と思う方もいらっしゃるかと思います。

が、非常に懇切丁寧な内容となっているため、サラッとは終わりませんのでご注意を。

 

 

「出るとこ集中10日間! TOEICテスト読解編」の難易度

では次に「出るとこ集中10日間! TOEICテスト読解編」の難易度について感想を。

 

 

ズバリ・・・、やはり簡単です。

 

 

いや、TOEIC900点を目指している人からしたらですよ。

まだ全てを解いたわけではありませんが、題材に上がっている問題の難易度は比較的簡単なものばかり、つまりTOEIC頻出問題ということなんですけどね。

 

一方で、900点オーバーを目指すとなると、頻出問題だけを解いていればいいとは言えません。

数回に一度しか出てこないような問題、引っ掛け的な問題、単純にTOEICとしては難しい問題・・・こういった問題にも手をつけなくてはならないと思います。

従いまして、「現在850点で、TOEIC Part 7を苦手にしており、Part 7で50点アップを目指している」という人には向かないかもしれませんね。

 

ただ、一概にそう決め付けるのも危険かもですね。

「Part 7の正解率は全体の90%で、残りの10%は難しい問題で間違えてしまうのです」

という見解があったとしても、実は基本的な箇所を間違えていての「10%」かもしれませんから。

 

仮にその場合であれば本書が大変役に立つと思います。

基本的なPart 7の攻略テクニックを順序立てて理解するには本書は最適だからです。

 

問題の難易度は簡単かもしれませんが、この類の参考書は難易度は関係ないですからね。

後述しますが、解答・解説の質は高いですし、和訳や補助的な挿絵などは頭の中の整理整頓に適していると言わざるを得ない品質であると思います。

 

 

「出るとこ集中10日間! TOEICテスト読解編」の解答・解説の質

そして「出るとこ集中10日間! TOEICテスト読解編」の解答・解説の質についてです。

 

 

大変高品質だと思います。

ただ、高品質すぎると弊害が出てきますがね・・・。

 

【関連記事】 TOEIC参考書に頼る人は英語力が伸びない
https://toeic-eigo-blog.com/archives/11140

 

1ページ当たりの文字量挿絵のサイズ、文字サイズの強弱、の使い方、どれをとってもuser friendlyなものとなっています。

動画でも触れましたが、カラーだと使っていてワクワクするというかそんな気分になりますので、便乗して勉強もサクサクと進むような気すらしますね。

 

敢えて言うならば、問題文の文字が見易いフォントばっかりなところはどうかな・・・。

実際のPart 7って、大変読みづらい (個人差はあると想いますが)フォントで書かれた問題が稀に出題されます。

にもかかわらず、読みやすいフォントばかり採用している点は実戦向きではないかもしれません。

 

いずれにしましても懇切丁寧でTOEIC初心者や600点を目標としている人には時間をかけてゆっくりと向き合うべき教材であると感じています。

 

さて、次の記事では「出るとこ集中10日間! TOEICテスト読解編」を使って勉強するのがおすすめな人・おすすめでない人などについて深堀していきたいと思います。

 

「出るとこ集中10日間! TOEICテスト読解編」の感想・レビュー ①

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