「TOEIC(R)テスト パート 5, 6 出るのはこれ!」の感想・レビュー③

「TOEIC(R)テスト パート 5, 6 出るのはこれ!」の感想・レビュー③

TOEIC Part 5 の教材を購入し実際にしようしたレビュー記事です。

全3回の最後。

解答へのアプローチは丁寧に説明されているも、「不正解の理由」の記載は少ない

第3章 実践模試編を解き終えました。

Part 5 x 50問が3セットとPart 6 x 30問が1セットの合計180問ですね。

問題そのものに関しては後述するとしまして、解説の方を読んだ感想を。

 

えーっと、正答を導きだす為の丁寧な説明は非常に秀逸であると感じました。

幅広いTOEIC 学習者を対象にしているので、決して手抜きはしていないという印象ですね。

 

Part 5 の問題をぱっと見た時に、どの箇所に目を向け、その上でどういうことを考えればいいのか (文法・語彙など) を理解することが出来ますので、今現在 全くTOEIC L&R Part 5 の解き方が分からないという人でも 容易に理解し進めることが出来るのではないでしょうか。

正答への説明・解説は丁寧な一方で、不正解の理由に関しては 殆ど記載がありません。

えっと、ゼロではないです。

 

「〜の理由で (B)と(D)に絞れます」といったような婉曲的な表現でサラッと記載があったり、「(A) では文意があいません」といった一言があるくらいですかね。

んーっと、まぁ、これに関しては 私は問題ないと思っています。

 

むしろ最近のTOEIC L&R 教材の解説が手厚くすぎるくらいだと思っていますので、不正解の理由を書けばいいってわけでもないでしょ。

不正解の理由を収録すればするほど参考書なんかは分厚くなりますしね。

 

・・・と言いつつも、中には「なんで(A)じゃないのーーー!!??」って必死なくらいに理由を追い求める勉強熱心な方もいらっしゃるのも確かです。

うーん、バランスが難しい。

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2012.05.01

 

 

時間管理はされていないので自分でしましょう

TOEIC L&R Part 5 のスコアをアップする為の勉強として意識しなくてはならない点は、

① 英文法の理解

② 解答アプローチの習得

③ TOEIC 単語の暗記

などと色々ありますが、それらに加えて 「解答速度のアップ」が挙げられます。

Part 7 のSP・DP になるべく豊富な時間を残しておく為にも、Part 5 は約15分で Part 6 は約10分で解くべきなんてことも言われています。

 

となりますと、Part 5 とPart 6 の勉強をするならば解答時間はきちんと意識しなくてはならないのです。

・・・が、本教材は「目標解答時間:3分」などような解答時間目安の設定をしていません。

 

ま、逆に言えば、「時間に追われることなく、じっくり解くこと」に重きを置いていると言えるのですがね。

スピードを追うのも必要ではあるのですが、前提として「基礎が出来上がっていること」が求められると思いますので、何が何でも時間管理を!と言えないのが正直なとこです。

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2012.05.01

 

 

「 TOEIC L&R パート5 と パート6 に出る」のは確かにこれです

この教材を一周してみて分かることは、確かに TOEIC L&R Part 5 と Part 6 に出る問題が数多く出題されているってとこですかね。

簡単に言えば過去問であります。

ただまぁ、過去問ってのは事実上存在しませんので、こちらを教材として使っても同じような効果はあると思います。→ TOEICテスト新公式問題集〈Vol.5〉

 

ただ、中には figure in (             ) で、prominently が不正解だったりと、私が知らないような問題も収録されており、全てが過去問ということではなさそうです。

解答として出題される問題もあれば、空欄の前後を固める単語や熟語も散見されますので、この教材の解答を全て暗記すれば、全問正解出来るとかそういった話ではありませんよ。念のため。

 

ただ、この TOEIC L&R Part 5 , Part 6 を勉強したい人、英文法がイマイチ苦手な人、空欄補充問題が苦手な人などは、この教材を1周と言わず、3周くらい使いこなすことで 基礎的な英語力を構築出来るとともに、効率よく TOEIC L&R スコアをアップさせることが出来るかと思います。

また、おすすめの学習手順としましては、この教材を使う前後、若しくは同時並行的にTOEICテスト 公式問題で学ぶボキャブラリーを活用することです。単語を暗記しながら, Part 5 Part 6 の勉強をすることは非常に効果的ですからね。

 

もし、興味がある方は是非使ってみて下さい。