駐在して感じた「アメリカ英語」と「アジア英語」の合間の葛藤

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駐在して感じた「アメリカ英語」と「アジア英語」の合間の葛藤

以前に英語を使って仕事しない環境は地獄だと書きました。

【参考記事】 転職して、仕事で英語を使わなくなって250日経過した今の率直な気持ち

一方、現在は英語を使わざるを得ない環境なのですが、駐在し始めたら また別のことで悩みが出てきました。

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仕事は「伝えること」と「理解すること」の連続だ

これまた以前に、英語はあくまでもツールに過ぎないということを書きました。

【関連記事】 『英語を活かす職業・仕事に就きたい』という人に伝えておきたい「決して甘くない現実」5つ

で、基本的にこの考え方に対する私のスタンスは変わっていません。

駐在し始めると変わるかなーとか思いましたけども。

私はこれまでの人生の中で、英語には多くの時間を費やしてきましたので、どうしてもその価値を肯定したくなってしまうのですが、最終的にはツールです。

【関連記事】 10代・20代で 英語学習に500万円以上の自己投資をした後に思う「費用対効果が高かった自己投資」 8つ

英語は仕事をするに当たっての、もしくは生きていくに当たってのツールです。

で、その仕事ってのは、私は伝えることと理解することの連続だと思っています。

(仕事論については敢えて触れません)

本質を社内外の人に伝えて、理解させて、またその人から意思が発せられ、それを自分で理解し、形を変えて発信して・・・。

そんな作業の連続です。特に営業職は。

「伝えること」を優先すると「アジア英語」が勝る

その伝えることを重視すると、流暢っぽいアメリカ英語よりも、アジア英語の方がアジア人にとっては伝わりやすかったりするんですよ。

(私は義務教育もアメリカ英語、留学先もアメリカであり、イギリス英語、カナダ英語、オーストラリア英語などは全く使えません)

例えば、”Are you OK La?”とか。

“Can, can! (= Yes)とか。

“ちょっと待って、You can do it はいいけれど、When will you do なの?”みたいな。

シンガポールのシングリッシュに代表されるように各国にはその国なりの英語の発音、リズム、アクセントがありますよね。

従って、米国英語もしくは英国英語を綺麗に話すことの方がコミュニケーションにおいて障害になってしまうことがあるのです。

【関連記事】 欧米・アジアの人達とサラリーマンとして仕事を9年間してきた後に思う「グローバル 英語・人材」という言葉への違和感

これは本当に悩ましい。

伝わりづらいかも知れませんが、上述のアジア英語っていわゆる「日本語英語」に近いです。

日本のサラリーマンのおじさま達がそれっぽく使う英語があるじゃないですか。あれ。

で、私なんかはそういった英語を使うのに嫌悪感を抱いていたくらいなわけで、逆行するようにアメリカ英語というかTOEIC英語を勉強してきたんです。

その結果、仕事として活用するにはアメリカ英語よりもアジア英語の方がコミュニケーションツールとしては優れているという現実にぶち当たってしまった・・・。

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もちろんアジアの人たち全てがそうかと聞かれたらそうではないんです。

アメリカ英語の発音で聞き取ってくれる人も当然います。

また、発信するのも難しいですが、受信するのはより困難。

この前なんか、dinner前に「何食べる?」という話題になり、同僚から“stick ! stick !”と言われ、ポカーン( ゚д゚)としてしまいました。

「stick…? chopstickのことか・・・? つまり和食? Japanese restaurantに行きたいのか・・・?」

なーんて思いを巡らせていたら、私が”stick”と理解したその言葉は”steak”でした。

[ei]の発音が極端に短くなり、消失してしまっていました。

でも、そういった言葉を私も理解できないとアジアで生きていけません。

「発音がアメリカ英語じゃないから、お前らが直せ」なんてスタンスはとれるはずがないのです。

さぁ、この場合あなたならどうしますか?

次に同僚と食事に行く際、自分がステーキ食べたいとしたら、”Let’s go to stick restaurant !”と言いますか?

最終的な私のスタンス

とある同僚に、「Koさんは最初に来た時は英語が上手でペラペラな感じだったけど、途中から崩れていって、multipleな言語を使い出したよね」と言われました。

ガガーン・・・・・。

なんだかこれまで勉強してきた自分の英語が崩れていく感じ・・・。

でも一方で、localizationが上手くいっているとも言えるわけで、何とも悩ましいです。

いろいろ考えることがあり、悩みに悩んだのですが、最終的にはこれまで勉強してきたアメリカ英語を理想形とし、それに準じた英語を話すことに決めました。

アジアオリジナルの英語を否定するわけではないのですが、アジアで仕事をしている以上、恐らくアジア英語は勝手に身に付いていくでしょう。

他方、アメリカ英語は意識しないと次第に薄れてしまっていくと思ったんです。

周りに流されずに自分の中で意識的に話したり、書いたりすることで何とか保てると感じたんです。

その意味でも、私にとってはTOEICを受験し続けることは有益でしょうし、自分の中の英語の軸たるものが形成されるのではないかと、今は思っています。

但し、「俺のアメリカ英語が正しいんだから、聞き取れないお前らが悪い」的なスタンスには絶対にならず、アジア英語はアジア英語で理解したいと思います。

英会話・スピーキング・発音については、英語を勉強する上で無視はできない要素です。

リーディングにもライティングにもリスニングにも密接に関連してきます。

人それぞれの目標があり、その中でどういうスタンスを見出すかがキーとなると思いますので、皆さんそれぞれの立場で考えてみてください。

【関連記事】 1,380円で学べる”英語で仕事をするということ”

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