以前に、<転職エージェントは どこも評判は同じと思っていた私が JAC Recruitment (ジェイエイシー・リクルートメント) 一社だけを選んで転職した 4つの理由>という記事を書きました。
しかし、TOEIC L&Rを使って転職を考えている人にとっては、対面型である転職エージェントがおすすめなのか、非対面型である転職サイトがおすすめなのか、迷ってしまう人がいると思います。
で、私は文句無しに転職エージェントをおすすめします。
「なんで?」という声に対する回答が本記事の内容です。
【関連記事】転職エージェントに登録した後、情報はこうやって使われる
実際に 私が転職エージェントに登録・面談を行い、感じたメリット
サラリーマンを長年してきたせいか、結論・結果は最初に言うようにしています。
(知りたい情報を直ぐに得ることができないウィブサイトにはイライラしますよね。ブツブツ)
従いまして、私が「転職エージェントに登録・面談を行い感じたメリット」を先ず最初に述べようかと思いま・・・・・・したが、今回はちょっと違った形でご紹介します。
まずはフリを。
えっと、世間一般で認知されている転職エージェントに登録・面談を行うことで得られるメリットを最初にご紹介します。
知人への聞き取り、及び ネット調査をしたところ、以下のようなメリットを挙げることができそうです。
1. 履歴書・職務経歴書の書き方を教えて貰える。
2. 求人数が多い。
3. 応募が楽。
4. 非公開求人を知れる。
・・・いかがでしょう?
あなたが期待しているような転職エージェントのメリットはありましたか?
ではでは、転職エージェントを活用し、2度の転職を行った私の上記4点に対する感想は以下の通りです。
1. 履歴書・職務経歴書の書き方を教えて貰える ⇒ あんまり教えてくれない
2. 求人数が多い ⇒ 多くても、自分に見合う求人は限られる為、関係ない
3. 応募が楽 ⇒ リクナビ NEXT などの、非対人型転職サイトの方が楽
4. 非公開求人を知れる ⇒ 「非公開求人 = 良求人」とは限らないのでメリットでない
ふーむ、ということで、私は 全てメリットとは感じませんでした。
あくまでも個人的な体験談に基づく感想ですけどね。一つずつ「何故そう感じたか?」を説明したいところではありますが、話が逸脱してしまうので 聞きたいという人がいらっしゃたら、Twitter (@KoTOEIC) でDM やら、メルマガ (https://toeic-eigo-blog.com/630-2)からご連絡願います。
一方で 私の見方です。
私の「転職エージェントに登録・面談を行い感じたメリット」は、以下の内容となりました。3つだけ。
1. 自分の将来を真面目に考える
2. 知らない業界情報をタダで知れる
3. 今の仕事に対するモチベーションが上がる
えーっと、全てにおいて対局には、非対面型の「転職サイト」の存在があります。
「転職サイト」って言うのは、マイナビやリクナビ NEXT などに代表される非対面型の転職サービスですね。
では、一つ一つを簡単に説明していきます。
1. 自分の将来を真面目に考える
転職エージェントも仕事ですので、登録者には ガンガン転職を煽ってきます (煽りの度合いはコンサルタントによりますけど)。
従いまして、変に空気に飲まれるのはオススメしませんが、転職エージェントと面談をすると、どうしても将来の方向性や自分がやりたいこと・やりたくないことが話の中心となるのですよ。
そこでスパスパっと返しが出来る人ならいいのですが、
「えーっと、将来はですね・・・あんまり考えていないんですけど・・・」
のようにしか返せない人も大勢いるはず。
そんな空気になると、当然、
「ヤバい。将来のこと、考えないとな・・・」ってなるじゃないですか。
これです。これだけですけど、大きなメリットです。
尚、「将来なんて考えたくない。今日をまったりと過ごせれば良い」という人が本記事を見ていたら、すぐにページを閉じて下さい。
この記事、と言うか私の発信する全ての情報に価値はありませんのでね。
話は戻りまして、転職エージェントのコンサルタントと面談を行い、自分の考え・将来の方向性を話すことによって、自分の考えは間違いなく明確になります。
例え自分の考えがまとまっていなくても、「まとまっていないということ」が明確になるので それはそれで相当な進歩です。
加えて、随所にコンサルタントから突っ込まれることで、考え方を補完することも可能になるんですよ。意味分かりますかね。
例えば、今回 (2度目)の私の転職活動の場合、当初 「給与アップは最低限。業界は消費材関係を希望しています」という明確な方向性がありました。
しかし、そのことをコンサルタントに話したところ、
「Koさん、その二点は矛盾しています。Koさんが過去に携わったことの無い消費材を取り扱う業界で新たにキャリアを積みたいのなら、給与がアップすることは100%ありません」
との回答が。
これって 今思えば、転職において当然のことです。
ですが、当時の私はそんなことにすら気付かず、意気揚々と転職することを考えていたんですね。
こんなことを言うと、「夢が狭まる」「希望が失せる」と感じてしまうかもしれませんが、逆に言えば、「将来の道を絞ることが出来る」「出来ること・出来ないことが明確となる」とも言えるじゃないですか?
そういった状況から どうやって将来の道を決めていくかが大事だと思うんですよね。
どうせ最初からビジョンが完璧に出来上がっている人なんていないんですから。
いずれにせよ、転職エージェントに登録し、面談を行うと 将来のことをより真面目に考えるようになるんです。
これが一つ目のメリット。
2. 知らない業界情報をタダで知れる
次のメリットは、転職エージェントから業界情報を入手できるという点です。
その言葉の通りなのですが、まず大前提を。
基本、情報ってタダじゃないですからね。皆さん ご存知だと思いますけど。
ネットインフラがほぼ完備された日本では あらゆる情報はより簡単に入手できるようになってきていますが、それでもネット上には100%出てこない情報なんてのは世の中に腐るほどあります。
そして、それらを購入・販売する法人・個人だって大勢いるわけじゃないですか。
そんな貴重な情報を、転職エージェントからは入手することが可能となるんです。これは一つ目のメリットに掲げた方が良いのかもしれないくらいですけど。
(逆に言えば、ネットで知れる情報なんてのは価値がそんなに無いってこと)
例えば「A社は xxx の国へ 営業マンを30人つぎ込んだから 国内向け営業マンを補充する必要性が出来てた」とか、「B社では新たなIT インフラを社内エンジニアで作るらしいから、優秀なエンジニアを捜している」とかですかね。
こんな情報は決して Google にインデックスされないじゃないですか。
こういった知らない業界情報をタダで知れるのは、間違いなく「転職エージェントに登録し、面談を行うことで得られるメリット」です。
3. 今の仕事に対するモチベーションが上がる
3つ目はメンタル的なことです。
転職エージェントに登録し、面談を行うと「現職で頑張ろう!」という気になるんです。コレがメリット。
そして、それまで「あー仕事ダルい。やってらんない」って気持ちが、「よし、とりあえず今日から今の職場で頑張ろう」という風に変化します。
理由は・・・何故でしょうかね。
私もよく分からずに そんな気持ちになったのを覚えています。
やっぱり、#1 が大きく影響しているのですかね。
「転職先も限られるようじゃあ、まずは今の職場で結果を出さないと・・・」
のように、現実と向き合うことでモチベーションが上がるのかも知れません。
「転職したい!」というエネルギーが、最終的には「今の職場で頑張ろう!」に変換されるようであれば、それはそれで全然良いと私は思うのです。
転職エージェントを使わず、非対人型転職サイトで応募しちゃダメ? ⇒ ダメじゃない
さて、こんな感じで転職エージェントに登録し、面談を行うことで得られるメリットを3つご紹介しましたが、リクナビネクストのような非対面型のサービスを活用した転職活動も立派に存在します。
こういった対面式ではなくこっそりと求人情報を得ることはダメなのでしょうか?
もちろん、ダメなわけはありません。
人と話すのが苦手とか、そもそも人と会う時間がないなど、非対面型の転職サービスを活用する理由はさまざまですが、一番の理由は そこまで本気で転職を考えていない為でしょうね。
リクナビやマイナビを登録している人の理由って、
「今すぐ転職をすることは考えていないけど、将来に向けた情報収集の為」
っていうのが最も多かったです。
うーん、気持ちもわからなくもないですが、それくらいの覚悟だと 転職は100%うまくいかないでしょうし、その人の3年後、5年後の生活は、今と全く変わらないことが目に見えてきます。
なーんて言いつつも、リクナビ NEXT やマイナビで転職をした人だって世の中に大勢いますもんね。
ま、私でしたら 自分の人生のことですから、やっぱり真剣に人と相談しながら進める方法を選んじゃうってことです。
転職エージェント 御三家の詳細情報はこちらのホームページから ↓
(私のオススメは JAC)
非対面型 転職サービスの詳細情報はこちらのホームページはから ↓
(私はそもそも これらを使っての転職はオススメしません)
→ リクナビNEXT
→ マイナビ