勉強しても TOEIC(R)・英語が「上達しない」「成長していない」という人への提言

勉強しても TOEIC(R)・英語が「上達しない」「成長していない」という人への提言

毎日、時間を削ってTOEIC L&R ・英語の勉強をしているにも関わらず、

「スコアアップしない」

「上達した気がしない」

「レベルアップしていない」

と嘆いている人に対して、英語学習において知っておいて頂きたいことを僭越ながらご紹介します。

教材に言われた通りに勉強していませんか?

TOEIC L&Rの教材は世の中に多く流通していますが、その教材に紹介されている勉強法どおりに勉強しても、あなたのTOEIC L&Rスコアは伸びない可能性があります。

理由は、教材の製作者とあなたの英語レベルが根本的に異なっているので、「600点を目指す!〜」等のように英語レベルを数値化して、学習者レベルの均一化を図ろうとしても、そこには必ず「勉強すべき内容のズレ」が生じるからです。

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一方で、個々の英語レベルに合わせて学習を進める為には、マンツーマンのレッスンなどによって、英語の先生から、あなたに見合った学習内容を一つ一つコンサルティングしてもらい、それに則って勉強をする、なんていう方法しかありません。

ジムのパーソナルトレーナーのように。

 

従いまして、そもそも広く一般的に作られているTOEIC L&R教材において、今現在のあなたにぴったりの教材、言い換えれば 「確実に現行スコア + 50点、100点アップを期待させる」ような教材を求めるのは酷なことなんだと思います。

例えその教材が、「あなたの現行スコア + 100点」を目標としている人をターゲットにしたものであったとしても、です。

だからこそ、上達しない・成長しない・スコアアップしないといった事態が起こるのでしょう。

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但し、唯一例外があるとすれば、これまで TOEIC L&Rの受験をしたことがない人、具体的に何を勉強したらいいかを理解していない人です。

彼ら彼女らにとっては、「初心者向け〜」「ゼロから始める〜」「取り敢えず500点〜」といった教材に手を伸ばしても良いのかもしれないですね。

 

ただ、厳密に言いますと、TOEIC L&R初受験の人であっても「過去の英語学習歴」は異なりますけどね。

中学校英語がまだ頭に残っている人、残っていない人。こんなことでも大きな差があると思います。

 

尚、私自身も過去の英語学習の歴史の中で、「あれ? いくら勉強しても全然成長している気がしないな〜?」と感じたことは多々あります。

そんな時は大体、その時使用している教材の内容を暗記してしまったり、既にポイントを会得してしまった時。

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「勉強をしている感」はふんだんにあるのですが、一方で「英語力がアップしている感」はありませんでした。

では、そんな壁に打ち当たった時にはどうすればよいのでしょうか。

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自分で試行錯誤をしてみましょう

先ずやってみるべきことは、自分なりの勉強法を模索することです。

右も左も分からないという場合であれば、教材が薦める勉強法に則って進めて問題ないと思いますが、何度も繰り返し勉強し、自分なりにやり方を確立出来てきたら、敢えて教材のやり方とは別の活用法を検討してみるのです。

 

自分なりの勉強法を模索する、なんて聞くと難しいように感じてしまう人もいらっしゃるかも知れませんが、そんな大それた工夫は必要ありません。

例えば、学習する「順番」を変更することも立派な自分なりの勉強法だと思います。

 

一般的にリスニング教材における演習問題で推奨されている学習ステップとして、

1. 最初は何も情報がないまま音声を聞く

2. 英文のスクリプトを読んだ上で、改めて音声を聞く

3. 和訳を読んだ上で、改めて音声を聞く

4. もういちど音声を聞き、頭の中で理解出来るようにする

こんな学習手順がありますが、これを敢えて「和訳を先に読む」ことから始めてもいいわけです。

 

出てくる単語が全然わからない人であれば、最初に内容を頭に入れた上で英語音声を聞いても、私は問題ないと思っています。

その方が「英語を英語のまま理解出来ている」っていう感覚が強く残りますからね。

 

その他にも、「時間制限を無視する」というのも自分なりの勉強法だと思います。

「Part 5 の30問を30分で解きましょう」と教材に示されていたとしても、今のあなたに30分は多すぎだと判断すれば、20分でやってみてもいいですし、vice versa でもあります。

尚、こういった試行錯誤を繰り返すうちに 思わぬ副産物も生まれたりします。

 

それはあなたの弱点が浮き彫りになるということです。

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自分の弱点を把握出来たら次の教材へ 

次第にあなたの弱点、つまり頭の中では認識していてもかなりの頻度で間違えてしまう要素 (= 単語、文法、句動詞、コロケーションなど・・・) が判明し始めると、英語・TOEIC における何を勉強したらいいかが明確になりますので、それを勉強出来る教材をポイントで探せることになります。

ここまでくると「上達しない」「成長していない」なんてことは感じないでしょう。

悩んでいたことが嘘のようです。

 

ちなみに、TOEIC L&Rに限らず、英語学習において殆どの人の弱点に「単語・語彙不足」は含まれています。

私の経験上ですが。

 

その点で 以下の TOEIC 公式ボキャブラリー を使用して一通りのTOEIC 必須単語を押さえておくことはオススメです。

「どの単語本を使ったらいいですか?」といった質問を頻繁に頂きますので、ここで先にご紹介しておきます。

 

 

当然、「次の教材」を使う時にも、その教材に示されている勉強方法全ての従うのではなくて、「今のあなたに必要な箇所」のみを集中的に勉強しなくてはなりませんからね。

ただ単に「TOEIC L&Rの問題を解くことが楽しい」などと、だらだら演習問題を解いたり、教材を眺めていては意味がありません。

 

いや、正確には「英語が上達しない」ことを認識していれば意味がないことはないと思いますが、あなたの目標がTOEIC のスコアアップであれば、その軸はブレてはならないのです。

もう「上達しない」「成長を感じられない」自分から脱却しなくてはなりません。

 

こんなことを繰り返していれば、自然にTOEIC L&Rのスコアは上がっていくと思いますし、「英語が上達しない」、「成長しない」といった悩みも解消されるかと思います。

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3 件のコメント

  • 最近、5年ぶりくらい?にTOEICの勉強を始めました。
    以前と比べて参考書は恐ろしいほど増加していて、その内容も丁寧懇切なものが多い気がしますね。
    そうなると必然的に自ら思考作業を行うことはストップしてしまい、確かに受身の勉強が身についてしまうはずです。
    結局、英語にしろどの学問にしろ能動的に対応するしかないと感じました。

  • こんにちは。
    以前に読めていたタイトルが見えなくなっています。
    どうすれば読めるようになりますか?

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