TOEIC(R) Part6が苦手な人向け対策・攻略 まとめ

TOEIC(R) Part6が苦手な人向け対策・攻略 まとめ

TOEIC L&R の中では一番地味なパート 6 ですが、やはりこのパートを苦手としている人が受験者の4割はいます。

問題数も少ない為、対策があまり練られていないのも確かですし、パート 5 の延長上にあるくらいに見ている人が大多数でしょう。

そんなTOEIC L&R Part 6 に敢えて注目し、対策・攻略法をまとめてみました。

問題数・時間配分を精査

先ずはパート 6 の概略を精査しましょう。

問題数は、1題材に3つの設問があり、題材は4つ有りますので全てで12問。TOEIC L&R 全200問の6%に過ぎません。

リスニングが 13:45に終わり、パート 5 を15分で終わらせたら、14:00 にスタートする感じですかね。

 

現在400点~600点の人は14時までにパート 5 を終わらせることはやや難しいとされますので 14:05 ~ 14:10 くらいにスタートできるかと思います。

パート 6 の時間配分ですが、パート 6 教材で推奨されている時間、900点オーバーの人の意見、及び私の意見を加味しますとて、全12問を5分で解き切るのが理想ではないでしょうか。

(この5分と言う時間は) とりわけ早いわけでもなく、パート 7 に悪影響を出すほど遅いわけでもない。

 

現在600点付近の人も、取り敢えずは5分で全て解く意識を持つべきだと思われます。

前12問を5分ということは、300秒で12問を解くということ。

ということは1問当たり、25秒で解くイメージですね。

 

1題材あたりで言うと、75秒で一つを終わらせれば良いわけですな。

当然、5秒で解ける問題もあれば、50秒要する問題も出題されると思いますので、あくまでも25秒というのは参考値として捉えて下さい。

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2012.05.01

 

 

解き方・コツはあるのか

パート 6 は、題材としてビジネスメールや企業のDMなどが使用されている、いわゆる空欄補充問題です。

肝となるポイントは、空欄の前後の内容を正しく理解し、4つの選択肢から正しい単語を選ぶこと。まぁ今更言わなくともではありますがね。

 

単純な問題形式であるが故にその解答方法・コツ・攻略法が見当たらないのが正直なところですが、個人的には頭から速攻で読むことが最大の攻略法だと思っています。

かくいう私も、以前は空欄前後だけを読んで解答していました。スピードはダントツに早いですし、滅多なことでは間違いませんからね。

 

でも、私はこの解答方法を止めました。

理由は、この解答方法だといつまで経っても12問全問を正解することが出来ないと気付いたからです。

一概に言えないのですが、中には頭から読まないと正答を導き出せない設問も登場するのですよ。

(例があればいいのですが、良い例が思い出せません。あったら随時アップデートします)

 

確か、公式問題集を解いていた時に気付いたと思うんですけど、とにかく一度間違えたんです。楽勝と思っていたパート 6を。

それ以降、「戻り読み・帰り読み」をするようになってしまったんです。

「あれ?今の解答大丈夫かな?ひょっとしたら引っ掛けがあるかも知れないから、もう一度本文を読んで見ないと・・・」って。

 

こうなるともはや時間の無駄。

パート 7 に残しておきたい貴重な時間を、楽勝と思っていたパート 6 に費やさないといけなくなったんです。

この「パート 6 事件」以降、「どうせ戻り読みをするなら、最初から超スピードで一回だけ読んだ方がトータルで時間を短縮できる」

と思考法が変わりまして、今では頭からマッハのスピードで読むことが 900点を狙う人には最適だと感じています。

 

但し、TOEIC L&R パート 6 の裏ワザでは、相変わらず「空欄前後だけを読んで解答する」ことを推奨しています。

全文読むことが面倒臭い人にとりましては、こっちの方が断然スコアを稼ぎ易いと思いますので。

 

つまり、パート 6 で1,2問落とすよりも、(全文読む時間を持ち越して) パート 7 で +2,3問確実に取った方がスコアに直結すると考えるようになった訳です。

この辺のバランスは その人の考え方に依ります。どちらがいいかは何ともです。

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練習問題はどう工面するか

パート 6 の正解数を増やすためには、どうしてもトレーニング・演習問題を有る程度の数こなす必要があります。

パート 6 単体での解答スピードを上げて、模擬試験にそっくりそのまま活かせる様にしなくてはなりません。

 

・・・ですが、Part 6 の教材って極端に少ないんです。

Part 1 と良い勝負だと思いますが、Part 6 だけを対象にした教材って、日本はもちろん海外にも無いんではないのでしょうか?

試しにAmazonで「TOEIC Part 6」で検索し、パート 6 単体で構成されている参考書を探してみました結果、一つも有りませんでしたね。まぁそりゃそうでしょう。無いですよ。

パート5と一緒になっている教材を探すなり、ビジネスメールをネット上で探すなりの努力をしなくてはいけないのが実情です。

 

・・・で終わってしまっては何の解決にもならないので、私自身のパート6 勉強法を。

どこまでスコアアップに直結したかは分かりかねますが、私の場合、英字新聞を読み続けていたことがパート 6 のスコアアップに繋がったと思っています。

英字新聞と言いましても、新聞全てを読んでいたわけじゃありませんよ!

 

1 記事です。一つの記事。

単語の数もパート6と同じくらいですし (むしろ少ないかも)、ビジネス系の単語も多く登場します (勿論記事の内容に依りますが)。

一番関連性があると思う点は、話に「オチ」と言いますか、伝えたい「コア」みたいなものがあるということです。

 

パート 6 の題材でもそうですけど、記事にはストーリー性があり、それに向けて「フリ」があったり、主張に対する「意見」「展望」などが盛り込まれています。

こういった英文を継続して数こなしながら読み進めていきますと、「次の文章ではどういったことが言及されるか」を次第に推測出来るようになってくるんです。

 

ここがパート 6 で言う、「空欄の前後の正しい理解」に繋がっているような気がするんですよね。

従いまして、「Part 6を勉強したいけど、問題が少ない!」と嘆いている方は 英字新聞を2週分くらい購入し、隙間時間にパパっと要点を掴むトレーニングをすることをお薦めします。

おすすめはこの英字新聞です。⇒ https://toeic-eigo-blog.com/h8co

 

尚、今回は全体的な解き方・攻略法に関して言及しましたが、「出題される問題の傾向」に関しては触れていません。

いつかそのうち、パート 6 で頻出の問題内容も交えた攻略法・コツ・解答方法をまとめてみたいと思います。

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2012.05.01

10 件のコメント

  • 良い分析だと思います。
    僕は独自にパート6の学習法を作りましたが、それに近いです。
    言いたいことは同じですし、アプローチも的確なのでこれに沿えば僕みたいに800点までは簡単に到達できると思いますよ。

  • 自己ベスト850点です。
    Part 6はあまり集中的に勉強しないんですけど、それなりの勉強法があるって初めて知りました。

  • おっしゃるとおり、Part 6の問題集は少ないですよね。
    なんか特に重要視しなくていいような気になってしまいます。
    Part 5とPart 7をやっていれば何とかなるような。

    • 新形式になって難化したので気にすべきパートかと思います。

  • Part6が苦手かどうかも人は分からないと思う。
    つまりそこまで重きをおいていないということ。
    ここを取りこぼすようでは900点は難しいですよね。

  • 良い記事。
    一つ一つのステップを踏むなら600点はこういった過程が理想。
    ただ今は、新形式になっているので問題量が異なるが。

  • 私も演習をとことん解きたい派なんですが、パート6の問題って本当に少ないですよね。
    まとめて200問くらい解きたいものですがいい教材あったら教えて下さい。

  • 新形式になってPart6ががらっと変わりましたよね。
    基本的には旧形式と同じスタンスが大事だと思いますがKoさんもそういうことでいいですか?

  • こんにちは。ぜひ最新TOEIC Versionのパート6についても解説が欲しいです。
    どうぞよろしくお願いします。

  • 空欄前後だけをよんで解答できますか?
    私はそこまでの技術がないので難しいです。
    ストーリーを予想できないのはやっぱり英文を読む経験が少ないからですかね・・・。

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